小説『亡国のイージス』下巻の話。
読み終えて、もうひたすら胸にこたえた小説でした。
たくさんの人が死んで、少しの人が生き残って。それが戦争。『“いい人”が死ぬから、戦争はだめなのだ』と言ったのは、田中芳樹さんでしたね。
知り合いでもないのに、この話に出てきた登場人物が死ぬたびに、その死がものすごく重くのしかかってきたことが何度もありました。この作者の力量、すさまじ。とにかくどう結末がつくのか、まったく判りませんでした。そして、たくさんの人が死んだにもかかわらず、読後感がまったく悪くないのもすごい。いろいろな救いが、それぞれの人の上に降り注いだからでしょうね。
行( こう)君が穏やかにほほえむことができるようになったのが、心からうれしかったです。仙石さん、頑張ったね! 偉いぞ、中年!(笑)。
久々に本物の物語を読んだ気がしました。面白かったです。
亡国のイージス 下 講談社文庫 ふ 59-3
たくさんの人が死んで、少しの人が生き残って。それが戦争。『“いい人”が死ぬから、戦争はだめなのだ』と言ったのは、田中芳樹さんでしたね。
知り合いでもないのに、この話に出てきた登場人物が死ぬたびに、その死がものすごく重くのしかかってきたことが何度もありました。この作者の力量、すさまじ。とにかくどう結末がつくのか、まったく判りませんでした。そして、たくさんの人が死んだにもかかわらず、読後感がまったく悪くないのもすごい。いろいろな救いが、それぞれの人の上に降り注いだからでしょうね。
行( こう)君が穏やかにほほえむことができるようになったのが、心からうれしかったです。仙石さん、頑張ったね! 偉いぞ、中年!(笑)。
久々に本物の物語を読んだ気がしました。面白かったです。
この記事へのコメント
この作者の小説を読むのは、この亡国のイージスが初めてなのです。それも弟が、「姉貴が好きそうだから」というような理由で、帰省した時持ってきてくれたから読んだという…(笑)。でも本当に面白かったです。この人の小説に出てくるキャラは魅力的な人が多いから、他の本を読めば、行以上にトキメク(笑)キャラも出てくるかもしれませんねー。いずれぜひ読んでみたいと思います♪