小説『亡国のイージス』下巻の話。

読み終えて、もうひたすら胸にこたえた小説でした。

たくさんの人が死んで、少しの人が生き残って。それが戦争。『“いい人”が死ぬから、戦争はだめなのだ』と言ったのは、田中芳樹さんでしたね。

知り合いでもないのに、この話に出てきた登場人物が死ぬたびに、その死がものすごく重くのしかかってきたことが何度もありました。この作者の力量、すさまじ。とにかくどう結末がつくのか、まったく判りませんでした。そして、たくさんの人が死んだにもかかわらず、読後感がまったく悪くないのもすごい。いろいろな救いが、それぞれの人の上に降り注いだからでしょうね。

行( こう)君が穏やかにほほえむことができるようになったのが、心からうれしかったです。仙石さん、頑張ったね! 偉いぞ、中年!(笑)。

久々に本物の物語を読んだ気がしました。面白かったです。


亡国のイージス 下 講談社文庫 ふ 59-3

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この記事へのコメント

adour
2006年03月31日 22:50
初めてお邪魔させて頂きました。小説、面白いですよね。ご存知だとは思いますが、「亡国~」の前からこの人の作品は続いているんですょね。きっと、初めてこの作品を読んだ人は「辺野古ディストラクション??」何?それ?って感じだと思います。小説の巻末に出ている作品紹介をみると「川の~」等出ています。それを最初から読むのもまた、通勤の楽しみ?になるのではないでしょうか?如月行も魅力的なキャラですが、もっとお気に入りのキャラが見つかるかもしれませんょ。
2006年04月02日 20:46
え、「辺野古ディストラクション」って、この人の別の作品の中の事件なのですか? 全然ご存知じゃなかったです(笑)。何か実際の事件をもじってあるのかと。えー、違うんだ。いいことを聞きました(笑)。ありがとうございます。

この作者の小説を読むのは、この亡国のイージスが初めてなのです。それも弟が、「姉貴が好きそうだから」というような理由で、帰省した時持ってきてくれたから読んだという…(笑)。でも本当に面白かったです。この人の小説に出てくるキャラは魅力的な人が多いから、他の本を読めば、行以上にトキメク(笑)キャラも出てくるかもしれませんねー。いずれぜひ読んでみたいと思います♪