小説『亡国のイージス』の話。

弟に夏に借りた、『亡国のイージス』、ようやく上巻を読み終えましたのコトです。通勤電車の中でだけ読んでいるので、意外と読み進まないのであるよ。そうじゃなきゃ、これくらい厚い本でも2、3日で読んじゃうんだけどねー(笑)。

海上自衛隊所属のミサイル護衛艦「いそかぜ」を舞台に、北朝鮮の凄腕工作員、日本の情報機関の工作員、そして巻き込まれていく「いそかぜ」のクルーたちが入り乱れ、謀略、裏切り、信頼、勇気、そんなもろもろのものが渦巻く話です。

話の展開は、どんでん返しの応酬で、「え? え?」と思いつつ、どんどん読み進めるしかないって感じかな。

あたしの場合、読んでて、話の展開に、“何となく変だな、違和感あるな、こりゃこのまま額面通りに受け取っちゃいけないな、読者にはこう思わせておいて、でも実はこうなんだろうなー”と思っていたらやっぱりその通りだったという部分もありましたが、それでもさすがに読み切れなかったどんでん返しもいくつかあって、ホントすごい話だー。なにより、護衛艦の構造から海上自衛隊のことや自衛官の日常や心理をものすごくリアルに描いてあって、そのあたりにはひたすら脱帽するしかないです。

あたしは如月行( きさらぎ こう)がとっても好きなので、上巻を読み終えた時点では、仙石のバカバカバカーッ、あんた何やらかすんじゃいっ!という気分です。それでも上巻の終わりで挽回を始めているので、下巻ではきっと仙石のおっちゃんがだいぶ株を上げるだろうとは思っておりますが。っていうか、あんた、行を助けられなかったらただじゃおかんで! と心から思っております。お前、責任取りやがれ、ということですな(笑)。がんばれ、中年!

しかしまあ、なんというか、この小説がとてもよく読まれてるのはものすごくいいことだと思います。日本に何が欠落しているのか、よく見えてくる。そして今の日本の状況が怖くなってきます。でも怖く感じなければ、何かを変えていこうという動きは起こらないから、怖いと思うのは大事なことなのではないかな。作者としては、啓蒙が目的の小説なのかしら?

まあ難しいことはともかく、怖いと言ってもホラーな意味ではないので、小説としてはホントに面白いです。これから下巻に突入して、またコツコツと電車の中で読み進めます♪

亡国のイージス 上 講談社文庫 ふ 59-2

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